にわかファンクラブ

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必見!! 日本シリーズの見方

7月ぐらいからずっと金融工学のネタを勉強していて、
すっかり人生観、ものの見方が変化している気がします。
ベースになるのは、確率や統計で物を見るという見方です。
 
そういう見方で今回も日本シリーズを観戦しています。
(全然確率・統計的な計算は出てきません。すみません)
やはり日本シリーズやCSっていうのは、シーズンとははまるきり違いますね。
 
シーズンは、大数の法則のように、何回もサイコロ振っていれば、自ずと戦力差ががあるチームが
上位にくる仕組みです。
広島にしろ、ソフトバンクにしろ、戦力において他の球団よりも差があるので、
その辺は圧倒的な差として現れるんだろうなと思います。
 
しかし、日シリやCSのような短期決戦に限っていえば、
戦力差よりも監督の采配の差の方が、比重が大きくなり、大数の法則が無効になる感じがします。
つまり、この理屈でいえば、監督が優秀ならばシーズン最下位のチームでもシーズン1位に勝つことができるはずなのです。
 
そのように見ていくと、今回の横浜の奇跡?は、
ラミレスの能力によるところが大きいと報道されている理由もわかる気がします。
 
しかーし、日シリだけ見ると、
ラミレスって本当に有能なの?とか思います。
スポーツ記事は勝てば「ラミレスすごーい」みたいに持ち上げるけど、
一昨日の石田の替え時はもう少し早くすべきだったのでは?とか、
シーズン中、盗塁数が最低のチームなのに桑原を盗塁させて失敗とか(いつも通りの野球をやれよ)、
そのくせ、短期決戦特有の細かい継投を忘れちゃったり。
アホなのか、ラミレスって思うシーンがたくさんあります。
しかも、それでいてデータ重視とか言われるけど、
それだったら送りバントするなよ、アホ。
セイバーメトリクス的には送りバントは勝率を下げるそうですよ。
アホなのか、ラミレス。
シーズン中は全然送りバントをしなかったのだから、日シリでもやるなよ、アホ。
とにかく、昨日もソフトバンクの中村に2ラン浴びたときは、
戦意を喪失し、「石田辞めろ!アホ」「ラミレスは、バカなの?アホなの?」って荒れてました(嫁ごめんよ)。
 
・・・とまあ他にもラミレスにはもう少し罵詈雑言をぶちかましたいのですが、
 
5点目が入り逆転した場面では、
「ラミレス、運がいいね!」って思いましたね。
 
ラミレスって能力はともかく、本当に運がいい!
ツイてるよ、ラミレス!
 
それだけは認める。だからあと2戦ツイてツイてつきまくれ!
 
それはともかく、昨日の試合はラミレスの指揮官としての確かさが光った場面もあった、
内川を敬遠して、中村で勝負した場面だ。
昨日の内川はやばかったから、あれは正しい。
中村なんか全然怖くないもんね。
 
というわけで、セイバーメトリクスについて知りたければ、
鳥越規央の『9回裏無死1塁でバントはするな』がおすすめです。

 

9回裏無死1塁でバントはするな(祥伝社新書234)

9回裏無死1塁でバントはするな(祥伝社新書234)

 

 

送りバントは定石ですが、セイバーメトリクスでは送りバントは勝率を下げる作戦なんだそうです。
普段の野球の常識を根底から覆す、目から鱗が満載の一冊です。
(なんでもそうだけど、理系の知が必要なんですね)
 
セイバーメトリクスでいうと、やはり僕にとって印象的な映画は『マネーボール」です。
弱小貧乏球団が、選手の「出塁率」だけを頼りに球団を強くする姿が目から鱗です。

 

マネーボール (字幕版)
 

 

今日の第5戦も楽しみですね!

それでは!